昭和40年代の高度経済成長が急速に進む中、農村地域では集落からのし尿や生活雑排水の処理施設の整備が都市部に比べて著しく遅れており、たれ流し等による周辺の農業用水の水質悪化による農業被害の解消や生活環境の改善が大きな課題となっていました。
農林省(当時)では、昭和48年度からこれら農村地域の喫緊の課題に対応するため、農村整備の一環として農業集落排水施設の整備に着手しました。平成10年代までに全国の約5千の施設を一気に整備し、現在では農村地域の生活インフラとして重要な役割を果たしています。一方で、近年は施設の老朽化が急速に進展し、効率的な維持管理、適切な更新整備が待ったなしの状況となっています。
(一社)地域環境資源センター(JARUS)は昭和58年の設立以来、我が国唯一の農業集落排水に関する技術センターとして、各種の調査研究、技術開発、現場技術支援等を行っています。
今回の講演では、農村政策における集落排水事業の位置付けや技術開発の経緯、更新時代を迎える現在における課題や今後の新技術導入等を踏まえた新たな展開の方向について伺います。
演題 | 農村政策としての農業集落排水事業のこれまでとこれから |
講師 | (一社)地域環境資源センター 専務理事 仲家 修一(なかや しゅういち)氏 |
日時 | 令和5年9月21日(木)午後2時~4時 |
場所 | TKP新橋カンファレンスセンター カンファレンスルーム15B (入場無料) (東京都千代田区内幸町1丁目3番1号 幸ビルディング15階) 地下鉄都営三田線内幸町駅A5出口 徒歩1分 JR新橋駅 日比谷口 徒歩7分 東京メトロ 霞ケ関駅 C4出口 徒歩8分 *オンライン方式でも並行して配信します(定員: 対面50名、オンライン500名) |
主催 | 公益社団法人 大日本農会,一般財団法人 農林水産奨励会 |
公益社団法人 大日本農会
TEL 03-3584-6739 FAX 03-3528-8140
E-mail: kouenkai@dainihon-noukai.jp
氏名,所属先,電話番号をご連絡下さい。
※ オンライン申込締め切り:9月20日正午
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